1 【アルゴリズム】

 白色LEDと近紫外LEDを光源として撮影したそれぞれの画像に対し,RGB成分ごとにテクスチャ構造の低減処理を行う.つぎに,テクスチャ構造の低減処理を行った2種類の画像に対し,PCAを用いた無相関化を行うことで無相関化成分画像を得る.さらに,ICAを用いた独立成分の抽出を行うことで汚れが強調された独立成分画像を得る.
 本研究では,テクスチャ構造の低減処理を行う際,部分空間法を用いた手法とスパースコーディングを用いた手法の二通りの手法を用いる.部分空間法を用いてテクスチャ構造の低減処理を行う手法を手法1,スパースコーディングを用いてテクスチャ構造の低減処理を行う手法を手法2とする.手法1の処理手順を図2(a)に,手法2の処理手順を図2(b)にそれぞれ示す.




図 2: アルゴリズム
\scalebox{0.34}{\includegraphics{image/algo/algo1.eps}} \scalebox{0.17}{\includegraphics{image/algo/algo2.eps}}
(a)手法1 (b)手法2