dj's Mobile PC System

電子情報工学科 教育用モバイル計算機環境


まえがき

情報教育の拡大化/高度化のため、学生が日常的に情報端末に接しうる環境の整備が 不可欠となっています。 このため、学生が自由にアクセスできるモバイルPCシステムと、NTサーバシステムが 平成9年度大学改革推進経費により電子情報工学科に導入されました。

ネットワークに接続すれば、IPアドレスの設定などを自動で行ってくれる モバイル環境を実現しています。 これにより、 電気コンセントにプラグを差したら、AC電力の供給が受けられるのと同じように、 情報コンセントにケーブルを接続したら、 ネットワークに論理的に接続できます。 ただし、接続するパソコンをモバイル環境用に設定する必要があります。

モバイルPCシステムは設置場所が制約されないため、 講義のみならず演習・学生実験など広範囲/多目的に利用可能で、 コンピュータリテラシー能力の大幅な向上が予想されます。

システム構成

システムは大きく分けて、サーバとノートパソコンからなっていて、 構成としては、以下のようになります。

サーバ
ノートパソコン

提供サービス

サーバでは、以下のサービスを提供してます。

上記のDHCPサービスにより、DHCPクライアントの設定をしたWindowsパソコンに対して、 IPアドレスの自動割り当て、 Default Gateway AddressやWINS Server Address, Domain名などの通知が行えます。 このサービスが、モバイル環境を支えています。

ノートパソコンでは、以下のような利用ができます。

利用

平成9年度前期には、電子情報工学概論の少人数セミナーの一部で、 テーマを決めて、Home Pageを利用した情報検索などを行ないました。

平成9年度後期は、電子情報工学実験Iのデータ処理(40人規模が3クラス)で、 Excel97でのデータ処理とグラフ化、Word97によるレポート作成を計画中です。

平成9年8月22日に開かれた大学説明会では、 大学案内のCD-ROMのブラウズ用パソコンとして、 ノートパソコンが活躍しました。

あとがき

学生が自由にパーソナルコンピュータにアクセスできる環境が実現し、 日常的な利用が可能と成ったので、

が実現されることが予想されます。

電子情報工学科では、平成3年度より教育用計算機システムの運用を行っており、 UNIXワークステーションによる情報処理関係の講義・演習が行われています。 しかしながら、 世間では、UNIXワークステーションによるクラスターシステムから、 WindowsNTによるクラスターシステムへと移行が進んでいます。 今回のWindowsNTによる教育環境は、 UNIX文化とは異質なWindows文化によるものであり、 今後、両文化をどのような形で統合・利用していくかが課題となります。


システムを構築・運用しての感想・メモ


DHCPの利用

Mobile環境を実現するために、NT ServerでDHCPサービス

各PCが固有の情報としてもっているのは、コンピュータ名のみ


電子メイルサービス

POP3, SMTPのサービスをするために -> EMWAC IMSを利用


Windows NT WorkStationについて気づいたこと


UNIX User、UNIXシステムの管理者としての
NTシステムについての感想

個人環境設定
共有
システム設定
使用感
NTの技術者