平成8年2月16日


関係各位


                                                      AACU幹事    
                                                        藤田和弘,小川博
第4回AACU勉強会のご案内

WindowsNTver3.51 リリースの候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回はまず哀しいニュースを御報告することから始めなければなりません。

本AACU顧問冨居孝夫先生(滋賀県教育委員会事務局学校教育課主査)が 昨年末12月20日薬石効なく御逝去されました。 享年51才。昨年6月、AACU顧問のお願い致しましたところ御快諾、 激励いただきました。 ところが7月より検査入院に入られ、 第1回勉強会の頃と重なった手術の経過もおもわしくなく、 このような御報告をしなければならないようになりました。 ここではAACUに関わって先生を偲ばせていただきます。

特種情報処理技術者の先生は昭和47年より55年(1972〜1981)まで 滋賀県総合教育センターにおいて 情報処理教育の創世期を築き上げられるとともに、 FACOM230-25,FACOM160F を愛機に種々のシステム開発において すばらしい業績を残しておられます。 特に情報処理学会で研究成果を発表された「学校時間割作成システム」は、 全国各府県の情報処理教育センターに普及され、 (株)学研より販売されたパソコン版は定価100000円で 約1000校もの購入にいたりました。 平成3年より現職に就任され滋賀県の工業教育と情報教育全般を指導してこられました。 さて、滋賀県では何本か教育用ソフトを開発し県内学校で無料配布しています。 それらは一流のシステムエンジニアである先生をチーフとする 委員会によって要求分析、システム設計されたものですから、 滋賀県内の配布だけではもったいないとする 委託開発会社の(株)LINES によって県外では有償販売されています。 平成7年度には交替が行われた文部省の教科調査官の候補にも数えられ、 岩本洋治視学官の「冨居先生は全国ネットですからねえ!」という言葉 (平成7年6月5日、富山市にて)が幹事(O)の耳にはしっかりと残っております。 高校教育に情報技術にそして地域活動に情熱を燃やし、 人に人が信頼できることを教え、 病魔に犯されながらも最後まで仕事への復帰を念じ続けられた 先生の御冥福をお祈りいたします。

さて、AACU(Associates of Advanded Computer Users)勉強会は、 この度、以下のような内容で第4回勉強会を開くこととなりました。 前回から、Technical, Tutorial, 事例などの分類を設けましたが いかがでしたでしょうか。 つきましては、これまで参加された方はもとより、 これまでに参加されていない方の参加をお待ち申し上げます。

日時
3/9(Sat)13:30〜場所京都工芸繊維大学[集合場所:5号館306号室]
内容
  1. Windows95について(Tutorial:担当 椎木)
  2. 文書処理系TeX について(Tutorial:担当 岩木)
  3. DOS/V マシンの製作(Tutorial:担当 小川)
  4. システム構築事例紹介(担当 大平)
  5. 懇談会
                                                 以 上
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