平成19年7月12日

関係各位

AACU幹事    
藤田和弘,小川博


第41回AACU 学習会のご案内


 OpenOffice Mac対応α版リリースの候

 7月7日七夕は恋する二人にとって一年最良の日、ましてや 2007年7月7日は今世紀最良の日とあって 緻密で用意周到なカップルだけが、 この日に挙式、披露宴を執り行うことができるのです。 幸せなことにこのよき日、幹事(O)は卒業生Kさん夫妻の 新しい旅立ちを祝うことができたのです。

 Kさんは平成5年4月新設されたばかりのH工業高校情報電子科に入学。 新設学科とあって、教師・生徒共に一丸となって、これから 歴史をつくるんだという意気込みで日々の学習に取り組みました。 2年生では第1回滋賀県ロボット競技会で栄えある優勝を勝ち取り、 3年生の卒業に向けた課題研究では、その頃から注目され始めたソーラーカーの 製作に取り組み、自らドライバーとしてレースに参加しました。 日頃の学習は当然のこと、資格取得など、学校が提供するプログラムに 常に積極的に取り組み、その熱中実績を武器にK工業大学情報工学科に進学。

 工業高校での学習基盤を元にスタートした大学での学習は、 彼にとっては容易なもの。卒業研究の面白さに味を占め、 成績優秀で学内奨学金を受けつつ大学院へと彼の学びは続きます。 そんな彼に大きな転機が訪れたのは博士課程1年目、 ある企業のイベントで他の大学生と交流する機会を得、 広い視野と確かな自己評価をものにします。

 大学の研究室を離れ、自ら現在の職場である(独)S研究所の 門を叩くのです。高校時代からハードウェアをやろうと決めていた という彼の強い意志に動かされた現上司の下で、 研究に取り組み学位論文を仕上げ、 1年間のポスドク勤務の後、常勤研究員として現在に至るのです。

 教育再生が国民的課題となっています。 ヤンキー先生義家弘介氏の後任としてに委員となった宮本延春氏の学びの 経歴は有名です。熱中できるものに早く出会いその世界を極めるために、 果敢に大胆に、かつ、緻密に着実に本当の学びに打ち込める環境づくりの 重要性を痛感します。

 Kさんのこれまでを思い出しつつ、 「高校時代、人生の選択となる先生との出会い...」という 新郎経歴紹介の文脈に、「新郎に電子回路を教えて...」 という枕詞で始まるサプライズスピーチ者紹介に、 幹事(O)は教師冥利につきる幸せをいただくことができました。

 さて,前置きが長くなりましたが、 第41回目の学習会を下記のとおり開催することになりました。 皆様方のご参加をお待ちしています。


第41回学習会

日時
7月28日(土)14:00〜
集合場所
龍谷大学 理工学部7号館 情報演習室2
テーマ


申し込み・問い合わせ先

大学・企業関係者 藤田和弘
龍谷大学,理工学部情報メディア学科,fujita@imagelab.jp
(大津市瀬田大江町横谷1番5,TEL077-544-7131)
高等学校関係者 小川 博
滋賀県立八幡工業高等学校,情報電子科,ogawah@hachiman-th.ed.jp
(近江八幡市西庄町5,TEL0748-37-7228,FAX37-1174)