平成16年6月30日
関係各位
AACU幹事
藤田和弘、小川博
Celeron D リリースの候
一昔なら予想だにできなかった国立大学の法人化がスタートを切りました。 当然ながら高等学校は特色ある学校作りのために改革を迫られています。 さて,久々に大学進学に直接かかわることになった幹事(O)は, 大学の取り組みや進む方向についていろいろと考えさせられています。
学際的な分野,新しい技術や社会ニーズへの対応として, 学科や学部の改編が進んでいますが,二つのアプローチがあるようです。
まず,新しく学部が新設される場合には,従来の学部の枠組みにとらわれない 同時代的キーワードを冠していることが多いのですが,これは受験生から見ると 時代のトレンドと呼応していて内容が想像しやすいものです。 しかし,多彩な分野から構成されるカリキュラムが,従来の学問分野 から見るとなんとなく広く浅く集めただけのようにも感じられてしまいます。
次に,従来の学部の中で学科の改編や新設が行われる場合, 同じような名称の学科が,学部にまたがって存在するようになりました。 複数の学部で同じような名称の学科が存在することにセクト的なものを感じますし, それぞれの切り口の違いや特徴があるのですが, 受験生にとってその違いは理解しにくいのではないかと思います。 しかし,それぞれの業界からのニーズを元に新設・改編されているだけあって。 卒業後の進路はそれぞれの業界につながってことがうかがえます。
しかし,なんといっても驚いたのは,専門学校ではかなり以前から実施 されていたのですが,「デジタルゲーム学科」なるものが 大学に存在するようになったことです。
さて、開催日近くのご案内となりましたが、 下記の予定でAACU夏の学習会を開くことになりました。 今まで参加いただいた方はもとより、新規に参加される方もお待ちしています。